こんにちは! コンサルタントTです!
今日のテーマはシステム業界の方なら、当たり前のように知らなければいけないテーマ「システム化計画〜要件定義」です。
別の言葉でいうと、「システムの上流工程」ともいいます。
最近、コンサルティングで、この当たり前で普遍の当テーマについて再考して、クライアントに説明する機会があったので、少しその情報をわかりやすくシェアしてみたいと思います。
システム基本設計、詳細設計、開発以降の「システムの下流工程」については、手法の開発技術環境や自動化などの進歩で効率化が進んでいると思いますが、この「システムの上流工程」は、やはり人間が考えるしかないのですよね。
まず、例えば基幹システムを更新しようと思い立ったら、まず行うべきは「システム化計画」の工程です。こちらで行うべき作業は
・ビジネス方向性の確認
・現行業務分析
・現行システム評価
・業務環境分析
・業務課題の整理
といったAs-Isの分析を行うことから始めます。
続いて、
システム化(システム更改)の方針を考えるのですが、ここは色々なまとめ方があり、例えばEAの4つの階層
・業務
・アプリケーションシステム
・データ
・技術基盤環境
で、今後どのようなあるべき姿、To-Beにしたいかを描いていくと良いでしょう。
さらに4つに加えて「ITガバナンス」などを入れてもよいかも知れません。
次に、この「システム化計画」の締めくくりとして以下のような「プロジェクト計画」
を作る必要があるのですが、この「シメ」をきちんとやっていないプロジェクトを今でも見かけます。
・プロジェクト定義
・マスタースケジュール
・実施体制
・システム投資額概算(予算)→こちらは要件定義後、最終化されます。
・システム導入効果
・プロジェクト推進上の課題
・プロジェクト管理方針、ルール
ここで一旦、工程が終わります。クライアント内で次のフェーズに進んでいいかの承認をもらった後、次に行うべき作業はいよいよ「要件定義」です。
「要件定義」は簡単にいうと、次の2つです。
・業務要件からの新システム機能要件、画面、データなどを整理した「機能要件定義」
・アーキテクチャ方式や規模、信頼性、可用性、拡張性などを整理した「非機能要件定義」
をがちがち決めていく作業です。
要件定義の世の中の標準がないかな、と調べてみると、2つ見つけました。
まずは、政府系のシステム開発に使うために総務省が出しているガイドラインがあります。こちらの第5章が「要件定義」のガイドラインとなります。
国のシステムを開発する上での発注者側のガイドラインですので、それなりによくできています。
続いて、経産省系のIPAが出している、民間向けの標準ガイドラインもありました。
こちらは本を買わなくてもダウンロードできるので参考にしてみてください。
そして工程でいくと、「要件定義」の最後のステップとしても、「システム化計画」の際に既に作っていた「プロジェクト計画」を再整理(最終化)して完了です。
この「要件定義」と「プロジェクト計画」は、その後システム開発をベンダーに委託するためのRFP(提案依頼書)となります。
以上、簡単ですが「システム上流工程」について最近整理した内容をコラムにしてみました。
参考にしてください! それでは。
(2018.12.22  コンサルタントT)
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