こんにちは! コンサルタントTです!

今回は本業のIT業界について語ります。最近、国内外IT大手の9月までの四半期決算や半期決算が発表されています。

その数字を見ると、現段階での勝ち組と負け組がはっきり現れていて非常に興味深いですね。

まずグローバルでの勝ち組はご存知GAFA、つまりグーグル(アルファベット)、アップル、フェイスブック、アマゾンの4社は順当に増収、増益ですが、加えてクラウド事業が順調なマイクロソフトとITサービス事業が順調なアクセンチュアがあげられるかと思います。

このGAFAについては国内外で規模が大きくなりすぎたために税制やセキュリティでの規制がかけられる方針が出ています。これによって、例えばFacebookなどは従業員をグローバルで9000人近く増やしてセキュリティ対策、フェイクニュース対策に投資したようです。

こうした規制が多少、さらなる成長の足枷になるかもしれませんね。

それでは負け組は、誰かというとIBMです。

巨艦IBMは、WatsonなどのコグニティブソリューションやIBMクラウドなどの新規分野はまだ順調ですが、従来のSIビジネス、ソフトウェア事業が衰退にあるため、全体としては減収減益基調から抜けていません。

IBMについては今月の日経コンピューター11.22号にも特集されていたように、

◯減収傾向

◯Watsonなど戦略事業が小粒

◯時価総額が下がり続ける

◯クラウド事業のシェアはわずか2%

◯日本IBMの売上は一進一退

この中で特集に書かれていましたが、今までIBMの得意な顧客囲い込み戦略、すなわち、クライアントと合弁でシステム子会社を作り、そこをコントロールすることで他社を排除する戦略がほころび始めていることがわかりました。

例えば、JALなんかは今までJALインフォテックという子会社によりIBMの独壇場でしたが、最近、JALはなんと、JALインフォテックの株式を100%買い戻して、日本IBMとのアウトソーシング契約も縮小したようです。

この例に代表されるように、AWS、マクロソフトなどのようなパブリッククラウドの台頭により、今後日本IBMの他の牙城も崩されて行くかもしれません。

続いて国内のIT業界を見てみましょう。

国内の4−9月決算からの勝ち組は

日立製作所

NEC

の2社が増収増益で順調でした。日立はSIが好調なことと合わせて、あのGEのIoTサービス、プレディクスの日本版(失礼)、Lumadaが11%増収と好調なようです。

NECについても、牙城の官公庁が伸びて、航空宇宙、防衛系もかなり伸びたようです。

対して、負け組は

富士通

でした。大手4社のうち富士通だけが、減収となりました。ちなみに富士通も、負け組脱却に向けて対策はしているようです。つまりリストラです。

「富士通、間接部門5千人を営業、SE等に移動、大企業の間接部門にリストラの嵐!」(11.24 Business Journalより)

それから一進一退だったのがNTTデータですね。

全体では増収、増益ですが、中身を見ると国内、中南米、欧州は良かったらしいですが、北米は減収で利益はなんと9億円の赤字だったらしいです。

上記一般的な大手IT企業以外で、気になるITのプレイヤーはLINEに代表されるネット企業ですね。

例えば、こちらも日経コンピュータの記事からですが、

「コカコーラが異色のIoT販売機、QR決済活用、その手があったか」

こちらコカコーラが最新の飲料販売サービスの決済手段にキャッシュレスということで「QRコード」を使い、LINE Payや楽天ペイから支払われるというシステムを作ったそうです。

このように、LINE、楽天やメルカリなどのネット企業はブロックチェーンを使った経済圏「トークンエコノミー」を構築して消費者のサービス、物の売買の決済を全て自社内で完結させることも狙っているようです。

特にLINEはこの分野で先行している感があり、先日みずほ銀行と共同で「LINE BANK」を作るということをアナウンスしていました。

これなども目を離せませんね。

以上、最近のIT業界動向とトレンドでした。

(2018.12.1  コンサルタントT)

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